ボランティア・スピリット・アワード
過去の受賞者の紹介
2007年 全米表彰式レポート
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2007年5月5日〜8日に、アメリカ・ワシントンDCにて、Spirit of Community全米表彰式が開催されました。アメリカ全土から州受賞者102名、及び、日本、韓国、台湾、そして今年から新しく開催されることになったアイルランドから、親善大使が各2名ずつ参加しました。
4日間の期間中には、州特別賞授賞式(日本の「ブロック表彰式」に相当)と全米特別賞授賞式(日本の「全国表彰式」に相当)が開催され、受賞者が表彰を受けました。
また表彰のほか、受賞者の交流や情報交換、受賞者たちによる地元でのボランティア活動、ワシントン観光などが実施されました。

日本からは、米国ボランティア親善大使の板東樹里さん(北海道ブロック)と、猛尾航(わたる)さん(北陸信越ブロック)が参加しました。
参加されたお二人の感想文を紹介します。

学校名・学年は、2007年5月当時のものです。

言葉では伝えきれなくてもコミュニケーションはできる

北見医師会看護専門学校  板東 樹里

今回、私は米国ボランティア親善大使としてワシントンへ行きました。私は高校時代から英語が得意ではなく、本当に会話ができるのだろうかと不安でいっぱいでした。ワシントンに着いて感じたのは空気の違いでした。周りを見渡せば外人だらけで日本ではないのだと実感しました。私にとってそれは初めての体験でした。プログラムが進むにつれてたくさんの人と出会い、コミュニケーションをとれるようになりました。とにかく自分を表現したい、思いを共有したいという一心で私はがむしゃらでした。その結果、言葉では伝えきれない部分も表情や動作によって心が通じあうことができたのです。
この体験は、私が現在学んでいる看護学においても非常に重要なことだと思います。また、ボランティアに対する考え方もその国々で大きく異なり、かかえている問題の違いにも驚きました。例をあげると若者の糖尿病問題です。日本ではあまり耳にしませんが、アメリカでは深刻な問題でボランティアが動き出しているようです。
他に貧困で苦しむ人のため献金集めを行ったり、企業に協力を求めたりもするそうです。年齢にかかわらず誰もが皆、自分の行うボランティアをより高めたいという意識が強く感じとれました。活発な意見交換の様子を見ていると、私も負けてはいられないと今まで以上にボランティアへの思いが強くなりました。
そして、私には今、新しい目標があります。それは英語だけではなく色んな国の言葉を学ぶことです。今までは英語の教科書や単語帳をただぼう然と眺めているだけでした。しかし、実際に外国へ行ったことにより英語の必要性を再確認しました。同行してくださったスタッフの方が言っていた「英語が話せたら世界中の何人の人と話ができるだろう」という言葉が心に響きました。授業ではもう学べなくなった分、自分の力でもう一度勉強したいです。
今回の人との出会い、感じた事を私は生涯一生忘れません。北見に帰っても自分の力を発揮する場を見つけ、今まで以上に日本に、いや世界に貢献できるよう勉学に、ボランティアにがんばります。このような機会を与えてくださった全ての方々にお礼を言いたいです。本当にありがとうございました。

「相手を受け入れ、相手のよさを見つける」ことの大切さ

富山県立富山中部高等学校1年  猛尾 航

この滞在は僕にとってとても衝撃的なものだった。まず食べ物。これが濃い・甘ったるい・量が多いの三拍子で非常に大変であった。それから人。自己責任が原則のアメリカだから、店員がとても無愛想である。また、身長が高くて恐怖すら感じた。そして言語。何を言ってるのかが全く分からない・・・そんな感じで僕のアメリカ生活が始まった。
最初はとても緊張していた。しかし「相手はもっと緊張しているんだろーなー」と思って、積極的に明るく話しかけることを心がけた。すると相手が乗ってきてくれた。そうこうしているうちにTAKOっていうあだ名もつき、いろんな奴らとハイタッチを交わすようになっていった。そんな中で、僕は心のつながりを感じるようになった。たとえ言葉が通じなくとも、なんとなく表情や行動で気持ちは分かるものであると強く思った。
また、アメリカのボランティア・スピリットはすさまじかった。まず、規模が違う。寄付金の額が数万ドル(=数百万円)に達している人が多くいた。また、地域のマスコミ・国会議員さえ巻き込み、まるで中・高生の集まりだとは思えなかった。そして、信念が違う。考えられないほど素晴らしい意見が次々と出てくるのだ。しかもアメリカ人の出す意見は、単なる理想論でなく、現実を見据えた上での具体的な役に立つ発言ばかりであった。僕より遥か上の次元にみんながいた。(逆に言えば、そんな人たちに優しく接してもらった自分は本当に、本当に幸せ者だと思う。)
5日後、僕は冒頭で述べた文化・思想の違いを受け入れていた。確かにアメリカと日本は何もかも違う。でも、アメリカにはアメリカの、日本には日本の良さがあるのだ。そんな「相手を受け入れ、相手のよさを見つける」ということの大切さを改めて感じた。これ、簡単なようで実はとっても難しい。実際、世界間レベルでも実現はできていない。一回実現しても、あっという間に崩われてしまう。僕は、そんな単純なことを世界全体で実現させたい。
最後に、アメリカのみんな、スタッフの方、各国親善大使とスタッフのみなさん、そして、同行してくださったスタッフの皆さん、同じ親善大使として、僕が目標にしていた樹里ちゃんに感謝し、この感想を結ぶ。

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