2008年5月3日から6日まで米国ワシントンD.C.で開催されたSPIRIT OF COMMUNITY全米表彰式に、第11回米国ボランティア親善大使の浅野愛佳さんと川口加奈さんが参加しました。
全米表彰式には米国の受賞者に加えて、日本、韓国、台湾、アイルランドからの米国ボランティア親善大使が参加し、期間中のプログラムを通して受賞者と親善大使がお互いに交流を深めました。
浅野 愛佳さん(受賞時:東京都・羽村市立羽村第一中学校3年生)
今回の全米表彰式に参加して、いろいろな人を助けたい、少しでも喜んでもらいたい、というボランティアスピリットは世界共通だと思いました。しかし、アメリカと日本とのボランティア活動の規模の違いに驚きました。いろいろな人をひきつける力、まとめる力、特にメディアを巻き込んだ活動も多く、すごいと思いました。また、仲間を集める力も日本に比べ大規模なもので、仲間の大切さを感じました。私もこれから、仲間を増やし、リーダーとしての責任を持って活動していきたいと思いました。 アメリカの子供たちへの読み聞かせも、とても良い経験になりました。私は「ねずみくんのチョッキ」を読みました。興味を持ってもらって、楽しんでもらおうと、ねずみくん人形を使って話しました。4歳の子供たちが相手だったので、ちゃんと聞いてくれるかな?という不安もありましたが、アメリカの受賞者が子供たちに問いかけをしながら読み聞かせをしているのを見て、うまいなぁと思い、私も「次の動物は何かな?」などと言って真似をしてみると、すごく喜んでくれてかわいかったです。 今まで私なりに頑張ってきたつもりでしたが、自分の中での限界を決めていたかもしれません。ボランティアに大きいも小さいもないと思いますが、自分の限界を作らずに前向きにボランティア活動に取り組みたいと思いました。また、自分の考えを積極的に発言するアメリカ人を見て、意見をきちんと主張する大切さ、言葉にしなければ、相手には伝わらないことが分かりました。同時に、日本人の良さである謙虚さや協調性の大切さも感じ、それぞれの良さを生かしていきたいと思いました。私はこれから、地域、日本、世界に貢献できるような、みんなに笑顔になってもらえるようなボランティアをしていきたいです。
川口 加奈さん(受賞時:大阪府・大阪女学院高等学校2年生)
アメリカの受賞者の活動は、活動範囲や募金額といった規模において、また活動の奇抜さ、着目点においても、日本と比べてすごいものでしたが、誰かを助けたいという気持ち、役に立ちたいという気持ち、皆が幸せになれるようにと願う気持ち、そんなボランティアの根幹となる気持ちは共通でした。 アメリカの受賞者は何もないところから、たった一人ででも活動を創り上げていく、そんな彼らに非常に感銘を受けました。私もそうですが、日本ではほとんどの場合、皆どこかの団体に所属して活動しています。また新たに創り上げたとしても、小さい団体ばかりです。でもアメリカでは、学校の友達を巻き込んだり、さらには州から援助を受けたりして大きな団体にした人もいました。活動を発展させたいという純粋な強い願望があの行動力を支えているのだと思いました。 情報交換会では、国や人種を超えて私が作ったホームレスのおじさん達の紙芝居に、耳を傾け、質問をしてくれました。人の意見を素直に受け入れ、その意見を自分の中で熟考して、疑問があれば積極的に質問をするという過程が重要だと感じました。だからこれからは、その過程を私も大切にしていきたいです。 私はよく、ホームレスのおじさん達を助けるのは、人間として当たり前の行為だと話します。それが今回、たくさんの人のボランティアを知って、炊き出しに限らず、どんなボランティアも、人間として当たり前の行為なんだと、思いました。昔は世界中にあった隣近所とのつながり、助け合い。ボランティアは隣近所、つまり世界近所とのつながり、助け合いの現代版なのだなと気づきました。だからこそ、ボランティアは誰もが気軽に楽しく行うものであるべきだと、あらためてそう思いました。