2009年5月2日から5日まで米国ワシントンD.C.で開催されたSPIRIT OF COMMUNITY全米表彰式に、第12回米国ボランティア親善大使の篠倉由季さん(兵庫県立西脇高等学校 家庭クラブ代表)と大木千夏さん(山形県立置賜農業高等学校 えき・まち活性化プロジェクト代表)が参加しました。 全米表彰式には米国の受賞者に加えて、日本、韓国、台湾、アイルランドからの米国ボランティア親善大使が参加し、期間中のプログラムを通して受賞者と親善大使がお互いに交流を深めました。
篠倉由季さん(兵庫県立西脇高等学校 家庭クラブ代表)
不安と希望を胸に飛び出したアメリカ。いつもと違う景色に興奮しつつ、飛び交う英語に動揺を隠せませんでした。あらゆる手段を使って必死に自分の気持ちを伝えようと無我夢中になり、自分の力で自分の言いたいことが相手に通じ、共感し会えたときの嬉しさと興奮はとても大きなものでした。 「コミュニケーション」はボランティアの基礎となる大切なものです。アメリカ人は感情表現が豊かで、とても陽気です。全くと言っていいほど緊張感を与えることをせず、自然と笑顔を引き出す力を持っています。気軽にハグや握手をしたりして互いに認め合うことができます。ありのままの自分を何のためらいもなく表現するアメリカ人はとても生き生きしているように見えました。 グループワークでは、アメリカの受賞者のリーダーシップと発言力に驚きました。たった数分の間に意見が飛び交い、しかもその内容のレベルが高く、ボランティアへの情熱を感じました。また、アメリカの受賞者の活動報告を聞いて、視野の広さ、そして発想力の豊かさに感心しました。ボランティアには大きいとか小さいといったものはなく、ボランティアで救われる人がいるということ、そして今でも戦争や貧困に苦しんでいる深刻な国があることを知り、自分の世界が一段と広がりました。そしてボランティアに誇りを持つことができました。ボランティアは世界共通であり、だからこそ今回、ボランティアを通じて彼らと巡り合うことができたんだと思います。 今回、米国ボランティア親善大使としてこの全米表彰式に参加させていただき、出会えた仲間、感じた想いをこれからずっと大切にして、この経験や感動をもっと沢山の人に伝えたいと思います。国を超えて世界の仲間と共に、もっと広い視野で世界に貢献できる人物になりたいと思います。
大木千夏さん(山形県立置賜農業高等学校 えき・まち活性化プロジェクト代表)
全米表彰式に参加して、世界各国の受賞者とボランティアについて話し合う機会があったのですが、彼らの着眼点や活動に対する意識の高さには目を見張るものがありました。日本では個人というよりもむしろ私と同じように学校の部活動や団体でボランティア活動をする人が多いですが、今回出会った各国の受賞者は個人で活動されている方が多いことにも驚きました。 問題意識を持てば、そこで終わるのではなく、自分で何かを企画して一歩踏み出す。そして必要ならばウェブ上で協力を募ったり、兄弟と一緒に活動したり、家族の協力を得たりして周りの人を巻き込んでいきます。そういう面では決して一人ではなく誰かと一緒に協力してボランティア活動に取り組んでいることになりますから、ある面では日本と共通していると思いました。でも彼らのその行動力のすごさには本当に感心しました。 逆境に置かれながらも、それを乗り越え、そしてその経験を糧に世の中をよくするために活動をしている受賞者の話を聞きました。自分のできること、そして自分が正しいと思うことを、どんなに苦しくても精一杯するという、その姿勢には大きな感動を覚えました。 私は今まで「どうせ、できっこない」と諦めていた部分もありましたが、全米表彰式に参加して、自分を信じて行動すれば、必ずその努力に見合った成果が得られるのだと思いました。今回、「素晴らしい活動だな」と思うだけでは終わらせずに、同じ年代の子たちが頑張っているのだから、私も今まで以上に活動を続けていこうと思いました。 今回、全米表彰式に参加した仲間の活動を知り、ボランティアにも様々な活動があることを知りました。でも基本的な「誰かのために役に立ちたい」「自分にできることをしたい」という強い想いは、世界共通だったように感じます。