ボランティア・スピリット・アワード
過去の受賞者の紹介
2010年 全米表彰式レポート
表彰式ゲストのコンドリーザ・ライス元米国国務長官と
古閑さん(写真中央)、芹沢さん(写真右)

 2010年5月1日から4日まで米国ワシントンD.C.で開催されたSPIRIT OF COMMUNITY全米表彰式に、第13回米国ボランティア親善大使の古閑 奈美依さん(熊本信愛女学院高等学校)と芹沢 海咲さん(静岡県裾野市立東中学校)が参加しました。

全米表彰式には米国の受賞者に加えて、日本、韓国、台湾、アイルランドからの米国ボランティア親善大使が参加し、期間中のプログラムを通して受賞者と親善大使がお互いに交流を深めました。

悩む時間があるなら行動しよう

古閑 奈美依さん(熊本信愛女学院高等学校)

芹沢 海咲さん この全米表彰式に参加できたことにとても感謝しています。私は英語がきちんと話せないので、他の国の親善大使や米国の受賞者と仲良くなれるのかとても不安だったのですが、私が英語を聞き取れなくて困っていると、その表情を読み取って分かるように言い直してくれました。こちらの片言の英語にも一生懸命に耳を傾けてくれて、言葉が違っても、相手に伝えようという気持ちがあれば伝わるんだと実感しました。日本の言葉や文化にも興味を持ってくれて異文化交流ができましたし、これからも連絡を取り合える友達ができてとてもうれしかったです。
全米の受賞者たちの活動はどれも驚くものばかりでした。受賞者の中には小学生もいたのですが、そんな小さな子が多くの人々のために考え、自ら積極的に行動している姿にとても感動しました。他の受賞者の活動も、私には決して思いつかないような発想から生まれたものばかりで、とても良い勉強になりました。そして、私がやってきた活動はまだまだだな、もっとできることがあるのではと感じました。
 今回の経験により、これからの私のボランティア活動の不安がなくなりました。四月から大学に入り、新たな環境でボランティアをしようかどうかとても悩んでいたのですが、全米のみんなの活動を聞いて私が悩んでいることがとても小さなことのように思え、気持ちが晴れやかになりました。世界には助けを必要とする人が数え切れないほどいるのだから、悩む時間があるなら、小さなことでもいいからとにかく行動を起こそうと決意しました。
 SOC全米表彰式は、多くのことを考え、感じ、知ることができた一生忘れられない最高の時間でした。出会ったみんなと、そして私を支えてくださった全ての方々に“ありがとう!”

◆古閑 奈美依さんのボランティア活動
 個人の力をひとつにし、参加者のすそ野を広げなければならないと感じたのをきっかけに、校内にボランティア・センターを開設した。地域で行われるボランティアの紹介をしたり、独自の活動を企画して参加者を募ったりしている。どうすればセンターをたくさんの人に知ってもらえるかという壁に突き当たったが、朝礼等の放送、校内掲示板の作成、希望するボランティアが来たときに個別に連絡できるシステムの作成などを工夫した結果、開設一か月で登録者が100名にものぼった。

優しさと感謝の気持ちが大切

芹沢 海咲さん(静岡県裾野市立東中学校)

芹沢 海咲さん 全米表彰式に参加して学んだことが二つあります。一つ目は、どんなことでも周りの人の支えがあってこそ成し遂げることができるということです。ボランティアをしているアメリカの中高生たちは、親や協力してくれた人にとても感謝をしていました。その姿はとても素晴らしいものでした。そのような仲間と一緒に時間を過ごすことができて、ボランティアをしていて本当に良かったなと心から思いました。
 二つ目は、人に優しくすることの大切さを強く感じたことです。全米表彰式に参加すると決まった時から、アメリカの受賞者や他国の親善大使たちとしっかりしゃべることができるのかと、毎日考えていました。でもアメリカに着いてみるとその不安はすぐになくなっていました。みんな、英語が苦手な私に、知っている日本語を最大限使ってくれたり、英語が分かるようにゆっくりと、簡単な単語を使って会話をしてくれ、気遣ってくれた優しさがとても嬉しかったです。米表彰式に参加している人たちのボランティアは規模も内容もスケールの大きなものばかりでしたが、こういった優しさがベースにあり、ボランティア・スピリットに繋がっているのだなと感じました。
 今回、全米表彰式に行くことができたのも家族、顧問の先生、部活の仲間、そしてボランティアに協力してくださったたくさんの方々が私をサポートしてくれたからです。本当にありがとうございます、感謝の気持ちでいっぱいです。

◆芹沢 海咲さんのボランティア活動
 福祉部の仲間と、児童館、老人ホーム、地域行事などを手伝う一方で、「福祉部だより」の発行を始めた。高齢者に少しでも元気になってもらおうと、字の大きさや絵にも気を配ってメッセージを書いている。「夢」をテーマに高齢者に執筆してもらった特集号も作成。今では近隣のみならず、地震の被災地やハンセン病の療養所にも配布できるようになった。阪神大震災の被災者に手紙を書くという14年前からの活動も継続し、返事をくれた方とは部員が変わっても文通を続けている。
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