ボランティア・スピリット・アワード
過去の受賞者の紹介
2005年 全米表彰式レポート
掛端さん(中央)・小川さん(右)。元米国国務長官パウエル氏(左)と
掛端さん(中央)・小川さん(右)。
2005年全米表彰式のゲストスピーカー、元米国国務長官パウエル氏(左)と。

学校名・学年は、2004年9月応募時点のものです。

■ワシントンD.C.での全米表彰式に参加して

鹿児島県西之表市立古田中学校3年   小川哲哉

今回“米国親善大使”に選ばれ、ワシントンD.C.での全米表彰式に参加しました。英語の苦手な僕が、アメリカの受賞者とコミュニケーションが上手くできるか、ちょっぴり不安でしたが、一緒にアメリカへ行った米国親善大使の掛端さんやスタッフの皆さんの助けを借り、なんとかコミュニケーションをすることができました。アメリカの受賞者のボランティア活動は、とても大規模なものが多く、非常に参考になりました。授賞式ではパウエル元国防長官にも生で会うことができ、とても嬉しかったです。
僕はアメリカでたくさんのことを学びました。気づいて実践することの大切さ、子供だからといってできないことは無いということ、たくさんの人に理解してもらうことの大事さなどです。
日本でも、もっとたくさんの中高生にボランティアに取組んでもらいたいです。
最後に、ボランティア・スピリット賞で出会えたみんな、ありがとう!

■ボランティア・スピリット・アワードに出会って

岩手県立久慈高等学校3年生  掛端 牧子

昨年12月、たくさんの「ありがとう」と素敵な仲間に出逢った東京での全国表彰式から早4ヶ月。とうとうワシントンへ出発するときがきた。この4ヶ月間、私は大学受験・高校卒業・新生活準備と忙しい日々に追われ、ワシントンへ行くなんてことは4月も中旬になるまで本格的に考えられずにいたが、ずっとずっと胸の内であたためてきた待ちに待った全米表彰式への参加であった。ワシントンで過ごした6日間は、なんといったらよいか・・・適切な言葉が見つからないが、とにかくこの上なく幸せに過ごした6日間だった。毎日が発見と感動、成長の連続で、胸の高ぶる思いを何度も経験した。心揺さぶられることも幾度となくあった。実際、この何倍もの日数を過ごしてきたような実感を持つほど、本当に充実した素晴らしい日々だった。
今、ワシントンでの貴重な体験を終え、昨年のアワードとの出会いから今日までを振り返るとき、ひとつ考えてみたいことがある。「ボランティアとは何か」と聞かれて、一般に人はなんと答えるだろうか。人の役に立つこと。喜んでもらうこと。地域に貢献出来ること。笑顔ですること。自分自身も楽しくやるもの。全国のさまざまな仲間と出会い交流する中で、このような意見をたくさん聞いた。彼らの活動は、確かに自信を持ってこういえるものだった。壁にぶつかることも何度となくありながら、それでも乗り越えた先には子供たちやお年寄りの笑顔が必ずあって、地域は心から活動を歓迎し、吸収してくれた。対して私の活動は、拒絶されることが前提にあり、決して歓迎されるものではなかった。活動が出来る段階まで来ても、活動を理解し、実行し、何かを得てもらうまでかなりの時間を費やした。このギャップは、果たして私の活動はボランティアといえるものだったのだろうかと長いこと私を悩ませた。と同時に「ボランティアとは何か」自分なりの答えを探ることとなった。今になって言えることだが、心の奥では、どうすれば自分の活動を周りの仲間と同じように見ることが出来るのか不安を感じながらとても焦っていたのだ。私は今、ワシントンでの経験をもってこの問いに答えを出すことが出来たような気がする。それは「ボランティアとは人を幸せにするもの」ということだ。ワシントンで韓国や台湾、全米の受賞者と交流しながら感じたことがある。国の習慣や制度、文化、歴史が異なるさらにその中で、個々人の取り組んだボランティアは千差万別。一人一人が個性的で、日本の中にいたらきっと知り得なかっただろうグローバルなボランティア活動次々に出会うのだ。例えばこうである。子供の乳歯の地道な収集と、それをもとにしたガン研究への取り組み。火災報知器の設置を支援と促進。子供と老人が共に楽しい空間を共有し合える音楽のプロデュース。盲人のためのインターネットを利用したビデオライブラリーの開設などなど、会社まで立ち上げた人もいた。この時、今まで意識したことがなかったのだが、私には私なりのボランティアという概念があること、そしてこれらの活動はどれも私の概念を覆すものであることに衝撃を感じた。しかしながら一方で、誰にも欠けることなく共通する心念があることに、はっと気がついた。それが人を幸せにしようとする心である。私たちには困っている人、危険にさらされている人、日常生活で不自由や寂しさを感じている人を助けようとする意志、そして実行力がある。笑顔が溢れ、笑い声が響き、また来たい、また行いたいと思わせる、そして自身もそう思える、人の幸せな瞬間を創り出すヒーローなのかもしれない。私自身の活動を見つめなおすと、笑顔に出会うことや「ありがとう」と言われることこそ少なかったが、この活動が未来の幸せにつながるものと信じたい。生きる幸せ、生命を愛しむ幸せ、愛される幸せ、愛する幸せ、人に囲まれ助け合う幸せ・・・そんなあらゆる幸せに、世界中の若いエネルギーを持った仲間が集まって手を伸ばそうとしている。世界中の一人一人のボランティアが世界中の一人一人の現在の幸せをつくりだし、また未来につながる幸せを作っている。そういえば、テーマソングにもこんなフレーズがあった。―So I'll stand firm. No matter what may come my way. I'll be the rock that you can climb to reach the sky―こうした仲間で地球をぐるりと囲めたら、きっと、きっと私たちの住む世界はよりよい世界になれるだろう。「ボランティアは人を幸せにするもの」答えはひとつじゃないし、確かな答えなんてない。しかし、これが私の答えである。単純だけれど、私には大切なものに思えてならない。なぜなら、今の私のいる道に、確かな意味を与えてくれたものだからだ。大切にしよう。そして、社会を動かすほどの本物のロックになろう。そう強くおもう。本当に大きな大切な事を学んだ。アワードに心から感謝です。

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